風景画


雨の窓 眠る街を見ていた

音もなく其処に佇んだ

きっといま眼の前に存るのは 幻覚


店の壁 掛かる風景画を観ていた

息もせず其処に吸い込まれた

華やいでいた過去確かに在ったのは 現実


Chrome Yellowに隠れて

青嵐、常磐忘れて

玉虫schism一人で

プリズム 虹に紛れて――乱れた…



暇ない他人に逢って しがない自分は

誘い、甘い声を 聴かないフリをする

咲かない花にだって 鳴かない鳥にだって

己を主張する色彩が与えられているのだ――それなら…


Opera Pinkの夢みて

時雨、紺青憂いて

モノクロism二人は

極彩色に委ねて――…



彩の無いぼくを嘲笑っている 色めき立つ群衆《crowd》

横断歩道に咽せ返っている 白黒が目に痛い

溶け込んでいると見做す世論 透き通った只の形骸《clown》

暮れ泥んでいる西の雲 澱んだ空にfly


ぼくは狂っているのだろうか いつか赦されるのだろうか

きみは笑っているのだろうか いずれ飽きられるのだろうか――


words&music:Kyoya

2012

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