発声


いつから朝を待っていたのだろう、許されたつもりになっているのだ

気づけば時計が止まっていた、それすらどうでもよかったのに


こんなにも世界には陽光が溢れすぎて、目を閉じても闇を憶い出せない

窓の向こう、景色を眺めた 遠くきらめく渚が綺麗…


何ひとつこの世に執着などしないと

決めていた、置いていた 音も色も形も

まだ怖かった…存在を認めることが

いつか唇開くその日まで



どれだけ桜が舞ったとしても、魘された夢に迷ったみたいだ

振り向いた、脚も凍るくらいに同じ道また走るけれど


こんなにも世界には怒りが溢れすぎて、目を閉じても涙を抑えきれない

雨の向こう、意識を飛ばした 赤く燃える夕日が見たい…


何もかも知らない既視の街を踏み越え

消えていく、落ちていく 雲も空の青さも

まだ怖かった…真実を見初めることが

かつて言葉を捨てたあの日から



街に潜み西風を憂いて 立ち竦む後ろ、微睡み揺れる影

沈む夜は目覚ましく冴え返る



あまりにも優しくて壊れてしまいそうな、耳に響く歌を忘れられない

虹の向こう、この手を伸ばした 遠くさざめく微かな期待…



何もない処から概念は築かれる

季節さえ織り成して…時間は動き出す

ただ弱かった 戦慄を始めることも

なべて声を嗄らして叫びたい


words&music&vocal:Kyoya

arrangement&mix&guitar:Koz

2015.4

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